アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

大盛況中の新国立劇場の「ミュシャ展」(2017.3.8-6.5)で使えるミュシャ作品を知ったかぶりできるまめ知識集

「スラヴ叙事詩-クジーシュキでの集会(1419年) -言葉の魔力-」をさらっと知ったかぶる

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スラヴ叙事詩-クジージュキの集会(1419年) -北スラブ民族の同盟

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1916年 | 602×405cm | 油彩・テンペラ・画布

■(モテるためならこれだけでOK) 3つの知ったかポイント

1.ヤン・フスの死により結束を強めた農民たちの集会の様子

2.木の下にいるのが首謀者のヴァーツラフ・コランダ司祭

3.ミュシャの“言葉の魔力”3部作のひとつでスラブ叙事詩の要となる作品

(次の作品に移動しつつボソッと付け足して知ったかぶるための)補足説明

1.ヤン・フスの死により結束を強めた農民たちの集会の様子

1419年に開かれたこの集会は、カトリックの腐敗を糾弾した宗教改革ヤン・フスが、火あぶりの刑に処せられた事でそれまでの鬱憤や横暴(大虐殺された歴史)に我慢できなくなった農民たちの区切りの集会でした。それまで素手で集まっていた彼らが武器を持って集まったのです。

2.木の下にいるのが首謀者のヴァーツラフ・コランダ司祭

ヴァーツラフ・コランダ司祭によって開かれてこの集会からフス派戦争が始まったと言われています。遠くに見える枯れ木に白の旗は戦争の虚しさと悲惨さを、手前の木と赤旗チェコの生命力と希望をそれぞれに示し、コランダ司祭の目線の先のみ、重々しい空の中で唯一ほのかな明るさを持っています。

3.ミュシャの“言葉の魔力”3部作のひとつでスラブ叙事詩の要となる作品

スラブ叙事詩には、言葉の魔力3部作というくくりがあり、ひとつはこの「クジージュキの集会」で他の2作は

「スラヴ叙事詩-クロムニェジージェのヤンミリチ(1372年) -修道院に変えられた娼館-」

「スラヴ叙事詩-プラハ・ベツレヘム礼拝堂でのヤンフスの説教-1412年-」

 がそれにあたります。言葉の魔力3部作はまさにスラブ叙事詩の要と言える作品です。

 

 

ちなみにミュシャの作品を唯一日本で常設しているのは大阪堺市のアルフォンス・ミュシャ館です。国立新美術館ミュシャ展では同期間に空調工事中だったアルフォンス・ミュシャ展に展示されていた作品も公開された大変豪華なものでした。

 

以上、

「スラヴ叙事詩-クジーシュキでの集会(1419年) -言葉の魔力-」をさらっと知ったかぶる為の3つのポイントでした。

なお、上記知ったかポイントは数ある通説や解説の一説です。美術に詳しい方にギュッと詰め寄られたら、「そういう見解もあるんですね!勉強になります!」とするっとかわしましょう w

それでは楽しいミュシャライフを!