アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

大盛況中の新国立劇場の「ミュシャ展」(2017.3.8-6.5)で使えるミュシャ作品を知ったかぶりできるまめ知識集

「スラヴ叙事詩-グルンヴァルトの戦いが終わって(1410年) -北スラブ民族の同盟-」をさらっと知ったかぶる

 

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スラヴ叙事詩-グルンヴァルトの戦いが終わって(1410年) -北スラブ民族の同盟

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1924年 | 602×405cm | 油彩・テンペラ・画布

■(モテるためならこれだけでOK) 3つの知ったかポイント

1.戦争の様子ではなく、戦闘後の様子を描いている

2.中央の人物がポーランド王ヴワディスワフ

3.後ろにいる眼帯の男はヤン・フスの後継者とも言われるヤン・ジェジュカ

(次の作品に移動しつつボソッと付け足して知ったかぶるための)補足説明

1.戦争の様子ではなく、戦闘後の様子を描いている。

場所はグリュンワルド、急速に勢力を拡大するドイツ騎士団に対抗するため、ポーランド王国リトアニア大公国は手を組み、これを撃退する。グリュンワルドの戦いが終わってのタイトル通り、この絵は戦いの直後の虚しさを描いている。

2.中央の人物がポーランド王ヴワディスワフ

手前に無数に散らばるスラブ連隊の白い旗、そして奥には黒地赤十字(ナチスの鉤十字の原型とも言われる)ドイツ騎士団の旗。その中央にたたずむポーランドヴワディスワフ2世。戦闘の翌朝、勝利の地に立つ王の姿に威厳も、誇りも感じられれない。

3.後ろにいる眼帯の男はヤン・フスの後継者とも言われるヤン・ジェジュカ

この戦闘には後のフス派戦争で天才軍師の名をほしいままにしたヤン・ジェシュカも参加している。実は彼は

「スラヴ叙事詩-プラハ・ベツレヘム礼拝堂でのヤンフスの説教-1412年-」にもこそっと登場している。

 

ちなみにミュシャは「スラブ叙事詩において徹底して血や死、破壊を連想させる表現を避けた。」と語っています。このグルンヴァルトの戦いが終わっては、まさにそんなミュシャの信念が色濃く描かれている一枚と言えます。

 

 

以上、

「スラヴ叙事詩-グルンヴァルトの戦いが終わって(1410年) -北スラブ民族の同盟-」をさらっと知ったかぶる為の3つのポイントでした。

なお、上記知ったかポイントは数ある通説や解説の一説です。美術に詳しい方にギュッと詰め寄られたら、「そういう見解もあるんですね!勉強になります!」とするっとかわしましょう w

それでは楽しいミュシャライフを!