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アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

大盛況中の新国立劇場の「ミュシャ展」(2017.3.8-6.5)で使えるミュシャ作品を知ったかぶりできるまめ知識集

「インカのワイン」をさらっと知ったかぶる

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 インカのワイン

VIN DES INCAS
1899年 |212×77cm | リトグラフ

■(モテるためならこれだけでOK) 3つの知ったかポイント

1.コカの精に不老不死の薬を貰おうとしているインディアンの絵

2.手にした瓶にはコカの実から作られた強壮剤が入っている

3.ミュシャが横長のリトグラフを描くのは珍しい 

(次の作品に移動しつつボソッと付け足して知ったかぶるための)補足説明

1.コカの精に不老不死の薬を貰おうとしているインディアンの絵

コカの葉のエキスから抽出した「インカのワイン」は強壮剤として当時飲用されていました。その「インカのワイン」を持ったコカの精に「頂戴!」と言っているのがインディアン(アメリカ)です。

2.手にした瓶にはコカの実から作られた強壮剤が入っている

実はこのポスターの左下には 「〜LA COCA〜」という一文があり、このポスターが後のコカコーラの世界的なヒットの一端を担ったポスターであることが見て取れます。それまで強壮ワインとして飲用されていた「インカのワイン」を清涼飲料水として扱い、女の子をポスターに起用することで爆発的に認知度が高まり、コカコーラは世界中に広がりました。

3.ミュシャが横長のリトグラフを描くのは珍しい 

ミュシャはその生涯に渡りたくさんの作品を残しましたが、横長の作品、しかもポスターとなると実にこの「インカのワイン」が唯一と言えるかもしれません。(装飾図画集や、比率として、縦より横の方が長い程度の横長は別として。)

 

ちなみにミュシャはポスター画家として有名ですが、仕事の姿勢は挿絵時代から始まりスラブ叙事詩に至るまで一貫して変わらず、どんな作品にも手を抜かず、また、どんな仕事も受けました。それは芸術は大衆とともにの精神の現れであり、消耗品とも言える、商品ポスター一枚に至るまで確かな芸術性を付与しています。

 

以上、

「インカのワイン」をさらっと知ったかぶる為の3つのポイントでした。

なお、上記知ったかポイントは数ある通説や解説の一説です。美術に詳しい方にギュッと詰め寄られたら、「そういう見解もあるんですね!勉強になります!」とするっとかわしましょう w

それでは楽しいミュシャライフを!