アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

大盛況中の新国立劇場の「ミュシャ展」(2017.3.8-6.5)で使えるミュシャ作品を知ったかぶりできるまめ知識集

「スラヴ叙事詩-ズリンスキー総督によるトルコに対するシゲット防衛」をさらっと知ったかぶる

f:id:pict-it:20170514170938j:plain

 

スラヴ叙事詩-ズリンスキー総督によるトルコに対するシゲット防衛(1914年)

'The Slav Epic' cycle No.14: The Defence of Sziget by Nikola Zrinski (1914)
1914年 | 810×610cm | 油彩・テンペラ・画布

■(モテるためならこれだけでOK) 3つの知ったかポイント

1.トルコの大群がヨーロッパに攻め込んできた時の場面

2.人々がトルコの侵入を退けるため、自らの街を焼いた様子

3.絵の右手にいる両手を広げた人物がズリンスキー 

(次の作品に移動しつつボソッと付け足して知ったかぶるための)補足説明

1.トルコの大群がヨーロッパに攻め込んできた時の場面

1566年にヨーロッパ征服を目論む大帝スレイマン1世がシゲット(現シゲト)に攻め込んできた時の攻防戦の図で、戦争の真っ只中の絵としてはスラブ叙事詩唯一の絵です。(戦い前の緊張感、戦い直後の絶望は他にもあります。)

2.人々がトルコの侵入を退けるため、自らの街を焼いた様子

画面右の櫓の上段にいる松明を手にした女性(ズリンスキーの妻?)がトルコに攻め込まれて、風前の灯火となったシゲットの最後の手段として松明を手に、火薬庫に飛び込み街を業火で焼くことで、トルコの侵入を阻みました。

3.絵の右手にいる両手を広げた人物がズリンスキー

トルコ軍10万に対し、籠城戦とはいえ、ズリンスキーはわずか2,500人で対抗し、シゲットが陥落してしまうまでの19日間の激しい攻防を描いた絵です。ただ、その籠城戦の間にスレイマン大公が没したので、トルコの侵攻が続くことはありませんでした。

 

ちなみにスラヴ叙事詩は民衆を主役にして書かれているので、戦争や戦争に巻き込まれた人々をテーマとした作品が多くあります。

「スラヴ叙事詩-ルヤナ島のスヴァンヴィト祭-神が戦う時 芸術は魂の救済-」をさらっと知ったかぶる - アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

「スラヴ叙事詩-ペトルヘルチツキー -悪をもって悪に報いるな-」をさらっと知ったかぶる。 - アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

などがその代表です。

 

以上、

「スラヴ叙事詩-ズリンスキー総督によるトルコに対するシゲット防衛」をさらっと知ったかぶる為の3つのポイントでした。

なお、上記知ったかポイントは数ある通説や解説の一説です。美術に詳しい方にギュッと詰め寄られたら、「そういう見解もあるんですね!勉強になります!」とするっとかわしましょう w

それでは楽しいミュシャライフを!