アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

大盛況中の新国立劇場の「ミュシャ展」(2017.3.8-6.5)で使えるミュシャ作品を知ったかぶりできるまめ知識集

「スラヴ叙事詩-スラヴ菩提樹の下で宣誓する青年たち -スラヴ民族の目覚め-」をさらっと知ったかぶる

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スラヴ叙事詩-スラヴ菩提樹の下で宣誓する青年たち -スラヴ民族の目覚め-


1926年 | 810×610cm | 油彩・テンペラ・画布

■(モテるためならこれだけでOK) 3つの知ったかポイント

1.ミュシャの実の娘がいる

2.奥にいるのはスラヴの女神様

3.スラヴ叙事詩の中で唯一の未完成

 

(次の作品に移動しつつボソッと付け足して知ったかぶるための)補足説明

1.ミュシャの実の娘がいる

画面手前の白い服の女の子はミュシャの娘ヤロスラヴァがモデルをしており、画面手前の右にいる半裸の少年はミュシャの息子ジリがモデルをしている。さらに、娘の絵を気に入ったミュシャは、のちの自身の絵画展のポスターにも同じ構図とタッチで描いている。

2.奥にいるのはスラヴの女神様

場面は「オムラジナ会」(愛国主義青年が集まるお祭りみたいなもの)で、チェコの国樹でもある菩提樹の下で行われたため、スラヴの女神「スラヴィア」がその様子を優しく見つめている。

3.スラヴ叙事詩の中で唯一の未完成

画面内にハーケンクロイツナチスの紋章)や、ジークハイド(ナチスの敬礼)を匂わせる表現があるため、外野からチャチ入れられるのを嫌ったミュシャが制作を断念してしまった。

 

ちなみにミュシャは、パリ時代からリアリティを追求しており、スラヴ叙事詩に出てくる全ての人物(画面の細かい民衆全て)はスラヴ叙事詩を製作した古城の近くの村人にモデルとなってもらい、一人一人を写真に撮り、それを書き起こすことで製作している。(今回ご紹介している娘や息子もそうした経緯があって、モデルとして登場している。)

 

以上、

「スラヴ叙事詩-スラヴ菩提樹の下で宣誓する青年たち -スラヴ民族の目覚め-」をさらっと知ったかぶる為の3つのポイントでした。

なお、上記知ったかポイントは数ある通説や解説の一説です。美術に詳しい方にギュッと詰め寄られたら、「そういう見解もあるんですね!勉強になります!」とするっとかわしましょう w

それでは楽しいミュシャライフを!