アーソレーネ -モテるミュシャ学 -

大盛況中の新国立劇場の「ミュシャ展」(2017.3.8-6.5)で使えるミュシャ作品を知ったかぶりできるまめ知識集

「スラヴ叙事詩-ロシアの農奴解放の日」をさらっと知ったかぶる

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スラヴ叙事詩-ロシアの農奴解放の日

 

(The Abolition of Serfdom in Russia)
1914年 | 810×610cm | 油彩・テンペラ・画布

■(モテるためならこれだけでOK) 3つの知ったかポイント

1.場所はモスクワの赤の広場

2.農奴(農業奴隷)解放直後の様子を描いている。

3.そのわりに農奴解放を伝える役人が明確に書かれていない。

 

(次の作品に移動しつつボソッと付け足して知ったかぶるための)補足説明

1.場所はモスクワの赤の広場

スラブ民族は世界に3億人と言われ、その半分近い1億5千万のスラブ民族がロシアだった。(一説にはミュシャパトロンであるアメリカの富豪クレインがミュシャにロシアも描いて!と依頼し制作したとも言われている)

2.農奴(農業奴隷)解放直後の様子を描いている。

奴隷のように農業だけをやらされていた人々が解放され自由を得た直後の絵だが、全体的にがっかり感が強いのは、それまで長きに渡りあまりにも農業しかしてこなかった人々が「え???」って感じた戸惑いの心を強く描いているため。

3.そのわりに農奴解放を伝える役人が明確に書かれていない。

スラブ叙事詩全体に言える大衆一人一人が主役+劇場型な描き方がこの絵でも感じられ、タイトルが「ロシアの農奴解放の日」なのに、肝心の農奴解放を伝える役人が一見どこにいるかわからない構図となっている。(一見真ん中の人がそれっぽいが、明言はされていない)

 

ちなみにミュシャがスラブ叙事詩を描いたきっかけの一つに、ペドルジハ・スメタナの「我が祖国のモルダウ」(小学生の音楽の授業で習うあれ)を聞いて強く感銘を受け、それまで思い温めていたスラブ民族に対する思いを形にしたかったから。と言われている。

 

以上、

「スラヴ叙事詩-ロシアの農奴解放の日」をさらっと知ったかぶる為の3つのポイントでした。

なお、上記知ったかポイントは数ある通説や解説の一説です。美術に詳しい方にギュッと詰め寄られたら、「そういう見解もあるんですね!勉強になります!」とするっとかわしましょう w

それでは楽しいミュシャライフを!