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血筋

ドーンガード

ディムホロウ墓地の探索中に太古の石棺から若い女性を助け出したところ、スカイリムの北の海にある家へと連れて行って欲しいと頼まれた。

 

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ソリチュードの西、北の海に浮かぶ孤島にセラーナの家があるという。

 

だが、常に思うのだがどうやら言葉というのはいつ何時でも慎重に

選ばないといけないらしい。

 

“家”と聞いた私が、

“家”と言われてみたものは

どうみても“城”だった。

 

もちろん、彼女にとっては(王族なら)“家”と

表現して問題ないだろうが、そこは“城”だろ。と心の中でツッコミを入れた。

 

私はノースウォッチ砦の裏手にある小さな船着場から彼女の“家”

ヴァルキハル城へと船で向かった。

 

ヴァルキハル城。セラーナの家ということは、おそらく吸血鬼の城。

 

正直、入りたくない気もするが、仕方あるまい。

この堅牢で無骨ながらも強固な外観の城は吹雪の中にあって、

心地よしと言わんばかりの存在感を示していた。

 

「中に入る前に、言っておきたいことがあるんです。」

いざ入らんと思ったその一歩めを、セラーナが止める。

 

「ここまで連れてきてくれてありがとう。でも中に入ったら、私は自分の道を

進むことにいたします。だから、中に入ったら、私の段取りに従ってください。」

 

セラーナは明らかに緊張した面持ちだった。

ヴァルキハル城かここにはどんな怪物がいるというのだ。

 

ヴァルキハル城の中では晩餐が行われていた。

吸血鬼の晩餐である。あまりの凄惨さに描写に耐えないが、

ご想像にお任せします。といった具合だ。

 

「長らく行方の知れなかった娘がようやく戻ったか!星霜の書は無事か?」

晩餐会の中央にいた男、ハルコン卿が喜びをあらわにした。

 

娘、どうやらこの男がセラーナの家族、そして、おそらくはこの城の主。

 

セラーナ「久しぶりに会った娘よりも星霜の書の無事を確かめるとは

私より星霜の書の方が大事ですの?」

 

ハルコン「もちろん嬉しいに決まっているだろう。私を裏切ったお前の母親が

この場にいれば、再会を見せた上で、頭から串刺しにしてくれるものを。」

 

この親子は、関係がズタズタだな。

一目見てもそれは明らかだった。(吸血鬼という要素を除いても)

 

「で、こいつは何者だ?」

ハルコンが私を指差してセラーナに尋ねた。

 

セラーナ「この方は私を自由にしてくれた者ですわ」

 

この子、吸血鬼にしておくのは勿体無いな。

 

そんな感慨に浸っていると、

ハルコンが「多大な貢献に対し、褒美を取らせよう!」と言い出した。

 

私は内心 そうこなくては!と心の中でガッツポーズを決めた。

 

「星霜の書、そして我が娘と同等の価値を持つ者となると、私自身の血しか

考えられない。褒美は吸血鬼の王の血だ!」

 

なるほど、それは確かに魅力的な褒美だ、吸血鬼、それも

この大陸で最も力のある、強大な血を褒美でもらえるとは、

この上なき至高の喜び、唯一無二なる授かりものですな!

 

 

 

だが、断る!!!!!!

 

 

 

先日吸血病で日の光を浴びて血液が沸騰する苦悩を解決したばかりなのだ、

なぜわざわざ吸血鬼にまたならないといけないのだ。

 

私は早々にその場を立ち去ると、ドーンガードのイスランに事の次第を

報告しに戻った。

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