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響き渡る声明

リフテン 盗賊ギルド

ブリニュルフの支援のおかげで、ギルドマスターのメルセル・フレイは私を盗賊ギルドに迎え入れた。初仕事を受け、彼の推薦が無駄でなかったことを証明したい。

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ブリニョルフに案内された盗賊ギルドの奥深く、ラクド・フラゴンの貯水池は

なかなかに雰囲気アジトという感じだった。

 

水道管から激しく滴り落ちる水音が響く空間に

盗賊ギルドのマスター、メルセルはいた。

 

彼はブリニョルフに輪をかけた決めつけ目線で

「掟を守れば金持ちに、破れば分け前を失う。話し合いの余地はなく。」

と威圧してきた。

 

やれやれ、盗賊ってやつはどうしてこうも自信過剰の自己中なんだ。

(まぁそれでないと生き残れないってわけか)

 

彼曰く、もしブリニョルフの言うように私が優れいているなら、

ゴールデングロウ農園に忍び込み、秘密の書類を手にいれて、

蜂の巣箱を2つでも4つでもなく3つ燃やすことなど容易い事だろ?

見せてみろよ。

 

とハッパをかけてきた。

 

まぁ農場へ忍び込むくらい余裕だろう。

そうたかをくくってはみたものの、

ブリニョルフと話をするたびに、不安、、、いや不確定要素が

いくつも出てきたので、まずは、先日忍び込んで失敗した、

ヴェックスという奴に話を聞くことにした。

 

「始める前に、2つあんたに言っておく。

一つ、私はこの盗賊ギルドで最も優秀で、その座をあんたなんかにくれてやる気は毛頭ない。

二つ、あんたは部下。仕事の指示には口答えも言い訳する権利なんかない。」

ヴェックスは、ドSな女性だった。

やれやれ、、、この盗賊ギルドはSの集まりだな。

 

だがSってやつは、こと仕事に関して言えばこっちが黙っていれば、

何が不安か、自己顕示欲か、自分からぺらぺらと喋りたがるものだ。

 

沈黙と引き換えにいつくか有効な情報を入手することができた。

一つ、ゴールデングロウ農園の衛兵は8人

二つ、手薄で手ごろで侵入に持ってこいな地下水道がある。

三つ、これはこれで。

 

十分な情報だ。

あとは身をもって検証しつつ、仕事に望めばいい。

 

 

 

ゴールデングロウ農場は、確かに厳重な警備で固めれられ、

ネズミ一匹の侵入も許さん。そんな面持ちだった。

 

だが、残念ながら、私はネズミよりもすばしっこく、闇に紛れるのが得意なのだ。

 

魔法はあまり得意ではないが、炎の魔法の一つや二つ嗜みがあったので、

闇に紛れて蜂の巣を3つ焼き払い、そのまま近くにあった、ヴィックスに

教えてもらった地下水道に侵入する。

 

地下水道はちょうどゴールデングロウ農園の家の裏手に続いており、

そこから屋内に侵入し、2階にいたアリンゴスから鍵をスルると、

地下にある金庫からゴールデングロウ農園譲渡書を簡単に盗み出せた。

 

まぁ途中、傭兵の隙だらけの後頭部や、椅子でぼーっとしているアリンゴスの頸動脈を

そっと刃で撫でてやろうかとも思ったが、ブリニュルフは殺さずを

方針として掲げているらしいので、やめておいた。(アリンゴスは殺していいと言っていた気もするが。)

 

盗賊ギルドに帰ると、報告する前からブリニョルフはえらくご機嫌だった。

どうやらゴールデングロウ農場で誰が仕事を完遂したか、すでにご存知らしい。

 

まぁゴールデングロウ農場の譲渡書を彼に見せるまでの話だったが。。

 

どうやら今侵入してきたゴールデングロウ農場のアリンゴスは

リフテンの裏の顔、メルビン・ブラック・ブライヤに黙って、

ゴールデングロウ農場を誰かに売り払うつもりだったらしい。

しかしそれに気づいたメルビン・ブラック・ブライヤから身を守るために

傭兵を雇った。しかし時すでに遅し、盗賊ギルド(私)が侵入し、

その計画の末端が漏れた。

 

なぜアリンゴスは、そんな大それた真似ができたのか。

メルビン・ブラック・ブライヤに逆らってこの地で仕事ができるはずはないのに。

 

そんなことを考えていると、ブリニョルフはメルビン・ブラック・ブライヤが

私を呼んでいると言ってきた。

 

ふむ。。

リフテンの影の顔役が呼んでいるとは、どうやら、私の実力も

なかなかに評価されてきたのだな。

 

私はブリニョルフから報奨金500Gをもらうと、メルビン・ブラック・ブライヤの元へ

向かった。

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