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仕事の始末

リフテン 盗賊ギルド

ブリニョルフは、もしラグド・フラゴンという酒場で彼に会えたら、もっと仕事をくれると約束した。危険な場所らしいので、最初の試練のようなものを与えられているかも知れないが、定かでは無い。

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リフテンの広場で出会ったブリニョルフという男。

お天道様に背を向けて仕事をしている人間特有の、凄みと、

そして、場慣れした雰囲気を醸し出していた。

 

少しだけ、資金が、、、いや、彼に会ってみるか。

そんな考えから足を踏み入れたラットウェイは、

文字通り彼の教えてくれた、ラットウェイはスキーヴァーのたむろする

醜悪な地下水道だった。

 

いや、

スキーヴァーより本質的にもっと醜悪で厄介な輩もたむろしていたが、

この手の輩は兎肉のローストに添えるリーキのグリルのようなものだ。

 

適当にあしらいつつ、奥に進むと、お目当のラクド・フラゴンにたどり着いた。

 

そこは噂に聞く隠れ家的バーの様相だった(この場合まさしく隠れ家だが。)

 

しかし店舗化している雰囲気バーとは違い、ここはスキーヴァーの死骸と、

リフテンから流れ込んだ汚水にまみれた、衛生管理局ですら及び腰になる

場所なのだ。

 

そして、そんな辺鄙な場所まで来させた挙句、

ブリニョルフが一般人から借金の取り立てをしてくれと頼んできた時には

閉口せざるを得なかった。

 

噂に聞く盗賊ギルドとやらも所詮は町のゴロツキと同じか。

 

この手の使いっ走りで私の実力を判断しようとは、

やはりまだまだ侮られているな。

 

一般人相手にメッセージを教えるのは好んでやりたい仕事ではないが、

私がしなければ、次に頼まれる誰かが、やりすぎる可能性もある。

 

仕方なく私はブリニョルフから頼まれた

「ベルガ」「ベルシハニーハンド」「キーラバ」の3名に、

盗賊ギルドのメッセージを送り、その代償として、借金を取り立てた。

特にベルガ嬢は、多少気が強いが、感じのいい女性で、心が痛んだ。

 

ブリニョルフへ仕事の報告をすると、満足した結果だったようだ。

 

足りず、やりすぎず、最適を察して行う。

思いもかけず、昔の仲間、闇歩のエルゴの口癖が頭をよぎった。

あの地獄の時間すら身になっているのだな。

 

この盗賊ギルドとやらの仕事も悪くない。

どうやらリフテンの裏でかなりの闇を抱えているようだしな。

 

私はギルドに正式に参加するため、ブリニョルフの後に続き、

ラフト・フラゴンの奥へと進んだ。

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